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どの国も全面戦争へ煽動されるほど、もう馬鹿ではない

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どの国も全面戦争へ煽動されるほど、もう馬鹿ではない

Q、 自民党は衆議院選挙の前には、TPP参加については慎重に行なうと言っていた。
   しかし政権をとってからは突然にTPP交渉参加に舵を切った。その裏事情はどういったものだったのか? 

飛鳥   まずTPPに関しては日本の新聞テレビなど、マスコミはいっさい事実を報道してはいません。日米安保条約ほど日本にとってひどい不平等条約はないわけですが、アメリカはこれまでの安保条約を破棄して
、より強力な日米同盟に持っていく考えでいます。そのために必要なツールが尖閣問題であり、アメリカは日本に領有権を認めないさせないで、一方で中国にけしかけながら日本がTPPに転がり込むように準備しているわけです。

   それは日本がアジアの中心に行かないように、あらゆる手練手管が使われているわけで、基本的にTPPは日本にとってアリ地獄に等しいものです。自民党はそれをどこまで知っていたかわからないけれども、選挙もあったから本当のことを言わなかった。

フルフォード  私の考えでは、中国に依存しているアメリカが、TPPで日本と組んでどうのこうのすることはない。なぜなら中国のお金がないとアメリカはすぐ潰れてしまうし、アメリカは中国には力づくで圧力をかけられない。

   TPPの問題はたくさんあります。
   第一に何よりも、全部秘密のうちにやっていることです。だからどういう取り決めがあるのかわからない。悪いことでないのなら、公けにして話せばいいわけです。私は昔は日本の輸入品などを扱う現場の記者をしていたので、毎日アメリカ大使館に行って話し合いの記事を書いていたし、そうした話し合った詳しい内容は全部公開されていた。TPPはすべてがブラックボックスに入れられています。もし都合の悪いことがなければ何も隠す必要などないのです。

菅沼   しかし最近の状況は、第2期オバマ政権になってからちょっと変わってきました。
      1つは今ベンジャミンが言ったように、アメリカは中国との協調路線に変わりつつあるわけです。本来、TPPの一番直接的な目的は、経済的な中国包囲網だった。ところが第2期オバマ政権では違う。今、アメリカの財政危機は大変な状態です。国防予算でもこれから10年間は、毎年日本円にして6兆円のカットが決まった。国防省からシビリアンは全部いなくなるし、アメリカが誇る原子力空母も1隻、2隻と次々に縮小して行くという状況に追い込まれている。

   そういう中でこの前、ケリー国務長官が中国に行きましたね。
   国防長官もそうですが、どちらかというと中国寄りの人です。こういう人たちが今、中国との協調路線の方向に変わりつつあるのです。今ちらちら出て来ている情報は、たとえば日本は6ヶ月かけてアメリカ議会の承認を得なければTPPに入れない。9月頃になるとやっと正式に話し合いに参加できるようだけど、それも延びるようです。

   しかも関税ゼロをアメリカ国内で一番反対しているのは自動車工業です。しかし牛肉の問題はとっくにOKしたし、お米もすでにカリフォルニア米を相当輸入している。関税をゼロにしたところで残るものはあまりない。今、我々のところに入ってきている情報では、どうも日本ははいれないんじゃないか、アメリカは日本を入れないんじゃないか、というような状況です。つまり、TPPはもう意味がなくなったわけです。TPPは空中分解するかもしれない。

                          sun

飛鳥   ベネディクト16世がやめる間際に、「世界統一政府を支持する」と言った。
      第1次世界大戦が終わった後、アメリカ主導で国際連盟ができた。第2次世界大戦が終わると、またアメリカ主導で国際連合ができた。そして今、戦争が起こる前にベネディクト16世が世界統一政府を承認しているわけだ。

菅沼   今、飛鳥さんが、「国際連盟」があって、その次に「国際連合」があってと言いましたが、実は「国際連合」は大誤訳なんです。あるいはわかっていて意図的に誤訳が行なわれた可能性もある。「国際連合」はUnited Nations (ユナイテッド ネイションズ)、つまり「連合軍」と同じことなのです。何のために国家連合かと言えば、今の国連憲章にも敵国条項があるように、ドイツと日本が未だに敵なんです。ですからドイツと日本をやっつけるための国家連合で、これが国際連合といわれるものなのです。そして尖閣の問題が出て来たときに、中国政府はアメリカにこのことを呼びかけたわけで、これは非常に危険な話なのです。

   この体制ができたのは、アジアではカイロ宣言、あるいはポツダム宣言、ヤルタ協定です。つまり第2次世界大戦で勝った国である、アメリカとイギリスなどのチャーチルとルーズベルト、スターリンと蒋介石が相談して作ったのが今の戦後体制です。ですから敵国条項というのは今も健在なのです。たとえばですが、「日本が尖閣諸島云々しているのはカイロ宣言違反だ。戦後の国際秩序を乱すものだ」として、中国が軍事行動を起こしたとします。しかしこれは国際法的には、今述べたことから言えば合法なのです。

飛鳥   確かに、安保理の許可なくしてできるはずです。

菅沼   もちろんです。安保理も何も必要ない。
      つまり戦勝国側にしたら、今でもそれができるわけです。もし中国が敵国条項を適用すると言ってくれば、完全に中国の思うままにできるわけ。それで今、中国はアメリカに対して、「それを思いだせ」としきりにけしかけているわけです。ですからUnited Nations とは、日本とドイツを外した国際秩序を作ろうということなわけです。

フルフォード  しかも、国連は世界のものではないのです。
          常任理事国5ヶ国のうち、4ヵ国は欧米系です。欧米人の世界人口はたったの17%ですから、割合としてもおかしい。世界の状況はこの60年来ずっと変わってきているのに、なぜかインドも入っていない。そこで新しくできているのがBRICSです。それが180ヵ国の同盟であり、戦後につくられた西欧諸国にだけ有利な体制を変えて、地球人類にとってもっと公平なものにしようというわけです。

菅沼   その通りです。ですから今のやり方は日本を排除するためなんです。

飛鳥   第1次世界大戦が起こったときは、ほんの短期間で終わるとみんな予測していた。第2次世界大戦の起こる前は、あんな戦争は起きるわけがないと言っていた。だから起きる時は、ほんのささいなことで第3次世界大戦が起きるんだよ。

フルフォード  いや、起こらない。(笑)
          私はペンタゴンの人間に取材して聞いたんだけど、ペンタゴン軍も、中国軍も、ロシア軍も、どんなに騙されてももう全面戦争はやらない。

飛鳥   だから、起きるなら限定核戦争なんだよ。
      その構想でレーガン時代に、アメリカはヨーロッパにMXミサイルを配備したんだよ。じゃあ、聞こう。5月11日には何も起こらなかった。

フルフォード  それはよかったですね。(笑)

飛鳥   ベンジャミンは起きると言ってたじゃないか!!(笑)

フルフォード  実はとめられたんです。
          そして実際に、釜山港で核兵器を爆発させて、北朝鮮のせいにする工作があった。しかしそこでイスラエルの潜水艦が摘発されてしまい、それはとめられたんです。ロンドンオリンピックの時も核テロが計画されていたけど、それも回避された。つまりポイントは、そうした計画を事前に曝露させてしまうことがとめるポイントなんです。

飛鳥   偉い! 今度もとめてくれ!



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