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対抗すべきは対抗し、言うべきことは言う外交

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対抗すべきは対抗し、言うべきことは言う外交

   かつて日本の鎖国は国を救いました。
   現代に翻(ひるがえ)って鎖国をするわけにはいきませんが、日本の鎖国がどういう事情から起きたのかという事実を知ることは大切です。ですから日本人は真実を知り、もっと賢くなって、洗脳から解かれ、自ら真実を求めて、自分の国は自分で守るくらいの強い決意を持つ時期を迎えているのです。日本には真面目に頑張る素晴らしい力や技術力があります。日本が立ち上がりそういうものを生かして、困っている国を助けていくならば、世界は違ってくるはずです。

   アメリカはお金もなく、今はもうボロボロですから、本当のお金持ちの日本がしっかり必要なことにお金を使って台頭して行くことです。まずこの機会に、本当に「永世中立国」を宣言できるぐらいの軍事力を持つ必要があります。宇宙は「自衛権もなくせ」とは言ってはいないのです。むしろ安心して自信が持てる自衛力を背景に、平和外交を展開することなのです。

   今、自衛権を発動するにも複雑な手続きがあって、自衛隊だけでなく国民も、政治家も、かなり強い自衛隊を持っているのにどこか不安があります。日米同盟と言っても、実際には米国は「その義務はない」と文書で宣言しているのですが、そのことは一般には明確には知らされてはいません。そうした不安定さが、平和外交を展開しようにも、今一つどこか自信が持てないのです。そうした不安が行き着く先は当然、闇の権力の強い主張の言いなりに従ってしまうのです。

   これまでの闇の権力と日本の関係を見てくると、日本があまりにもアメリカ側の言いなりに流されていることに、これはおかしいと感じている人は多いと思います。なぜそうなっているかといえば、言うことを聞かない政治家や官僚が抹殺されるという脅しであり、政治家もなびいてしまうようなインセンティブ(見返り、報償)であり、世論の誘導、そして受けてきた教育や虚偽情報などによって間違った判断をしているからです。

   結局は、政治経済の裏にある真実を理解できてはおらず、正しい判断ができていないからなのです。そうやって流され過ぎた結果、国家としてどう振る舞うべきかに自信が持てないのです。今、TPPを振り払っていくぐらいの力強い日本にならなければ、またこれまでのいつもの状態を繰り返していくことになります。

   名古屋での集まりの時のことです。
   富山から来たという男性が、私の本などを読んで、そうした内容を息子やお嫁さんに伝えるのですが、『えー、そんなことあるわけがない!』、と取り合わないと言っていました。確かにそれが普通の人の反応なわけです。皆これまでずっと洗脳されてきているのですから。それで彼が言うには、家族だけでなく、ご近所の老人会にいっても皆、そういう調子なのだそうです。無理もないことですが、彼が真実について少し話そうとすると、『えー!、そんなこと言わないほうがいいんじゃない?』、と言われるというのです。

   こういう状況を変えることができるのかどうかについて、その人は悩んでいました。
   今ではかなり多くの人々が、真実について真正面から受け止められるようになってきてはいますが、実際には国内の大半は、この方が話してくれたような状況にあるようです。ですから、できるだけ多くの人々に知らせていく必要があるのです。こうした情報を知る人々はぜひ、真実を知る輪を広げていっていただきたいのです。日本人お得意の、一丸となってやっていきましょう。

   今という時期の到来は、これまでまかり通っていた”嘘の常識”を変える時期なのです。
   今、地球には膨大な力強いエネルギーが宇宙から注がれ続けており、日本の人々にも変化を促す力強いエネルギーが注がれています。一方で、世界中がそのためにガタガタし始めているわけで、真実の真相を知れば、そうしたことが陰謀論でもなんでもなく、現実に起きていることだと実感できます。そして、真実を知ることによって不安が取り除かれて、安心できるのです。

アメリカは日本の発言する権利まで抑圧してはいない


   「永世中立国」と言う政策は鎖国とは違います。
   皆と仲良くしていきます。そのためには、「隙」(すき)がない体制を固めなければなりません。そのために必要なものは保持しておく。つまり攻められない体制と、攻めない体制を保持するのです。

   ではもし日本が「永世中立国」を宣言するとしたら、アメリカはやはりいやがるでしょうか? 私はかつてペプシコの創業者ケンドールと交友を持っていましたが、彼はキッシンジャーとも親しく、ニクソンを大統領にした人でもあります。その彼が私に、「日本はどうするつもりなのか?」と聞いてきたことがあります。つまり彼は、キッシンジャーや米国の議員からもそのことを聞かれており、それで日本の本音を私から聞き出したいということのようでした。

   このことからもわかるように、実はアメリカのほうこそが、常に日本の外交政策を気にしているのです。ですから日本が核を持つことを「とんでもない」という人もいれば、「核を持たないからただ乗りするつもりだろう」という人もいるのです。これはどういうことを意味しているかというと、「日本はアメリカに敗戦し、アメリカから骨抜きにされる憲法を押し付けられたからといって、そうした状況にいつまでも甘んじているはずはなく、おそらく日本は自分たちの考える政策を打ち出してくるはずだ」、とアメリカが身構えているということなのです。

   つまり、アメリカは、発言し主張する権利まで抑圧しているわけではないのです。
   アメリカが日本に与えた憲法も、その時のアメリカの一時的な政策であり、それらが闇の権力の意向に沿ったものであったとはいえ、たとえばプラザ合意にしてもスーパー301条、年次改革要望書、TPPにしても、いずれもそれはそれでアメリカが自分たちの国益に見合うと、議会を通して打ち出したものでしかありません。

   私がこれまでずっと言ってきたことは、日本がアメリカから何かを突きつけられるたびに、「冷静に考えて、ダメならダメとはっきり意思表示するべき」、ということでした。しかし今も基本的には、言われるがままの状態です。アメリカは自分たちの要求を無理やりにでも呑ませるために汚い手でも何でも使ってきますが、だとしてもまずは、対抗すべきは対抗すべきなのです。

   今ではむしろ闇の権力の力も削がれてきているので、アメリカ政府にも以前よりももっとさまざまな意見が錯綜していると考えられます。そして中には、日米安保条約は破棄したほうがいいのではないか、と考えているアメリカ人もいるのです。ですから最初から、「言われたことは聞くという前提で、多少は譲歩を引き出す」といった政府の外交は、もうやめにしてもらいたいものです。

   国際的な外相会議などがしばしば開かれていますが、そういうときにたとえば日本が米韓軍事演習訓練などについて、「挑戦的になるので、やめたほうがよくないか?」と指摘したり、本当に安全性を確保するつもりであるのなら、「韓国から航空機を飛ばすのはやめたらどうか?」、といった具体的な発言を、日本も堂々とするべきなのです。ちなみに米韓軍事演習は北朝鮮からすれば完全に、敵軍が自国のすぐそばで軍事行動を起こしているように見えるはずです。

   日本人の一歩引いた「奥ゆかしさ」は、国際社会では通用しないということを、そろそろ本気で考える時期に来ています。国民の私たちも、厳しい外交の場面にはそれ相応の対応があると理解を示し、政治家の発言を見守るべきでしょう。日本の政治家が頑張っているのに、応援するどころかむしろ、高圧的な発言をしたなどと言って、相手国の立場から自国の政治家を批判するようなこともやめるべきでしょう。日本人は身内をかばうべき場面で、むしろ身内を批判して貶めたりする「癖」があるので注意しなければなりません。身内を貶めるということは、結局は、自分たちに跳ね返ってきて自分が苦しむことになるのです。


        book 『古代日本人とユダヤの真実』 中丸薫著 KKベストセラーズ


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